暴飲暴食が止まらない原因は?心理的にリセットしやめる方法
暴飲暴食に走ってしまっている最中はもう、自分ではコントロールできないほどのストレスを体は抱えてしまっている状態。
「今の状態をこのまま続けるのは無理ですよ」という体が出しているサインです。暴飲暴食してしまう原因を見直し、悪循環をリセットしましょう。
目次
暴飲暴飲が止まらない原因
暴飲暴食や自分にとって良くない食生活が続くと、何とか気を取り直そうにも心身が滅入ってしまい、うまく持ち直せなくなってしまいますよね。
そんな時は、少しの間でもいいので抱えている問題は横へ置いて、まずは深呼吸。
冷静になって、暴飲暴食をするときの身体のメカニズムや原因を見直します。その上で、良くないとわかった習慣や原因は変える工夫をしてみましょう。
ストレスと脳
無性に甘いものが食べたくなったり、お酒に手が伸びたり、意志に関係なく食べ過ぎたりといった、普段と違った行動をしてしまうのには、医学的な心と身体のメカニズムに原因があります。
人間の身体の耐性には限界があり、感情を抑え込みストレスを与え続けると解消しようという体内作用が働きます。ストレスがある状態では、脳の機能が落ちるので普段は制御できることがコントロールできなくなり、本能的な行動をとりやすくなります。
つまり、理性が働かなくなり、感情や衝動の赴くがままになるのです。
ですから暴飲暴食はストレスから身体を守ろうとする自然な働きではありますが、その結果としてさらなるストレスを産んで悪循環になるわけです。
ホルモン
女性の場合は、生理前などホルモンバランスが崩れた時に暴飲暴食してしまう傾向があり、きっと女性なら誰でも経験のあることでしょう。
また、ストレスや不規則な生活習慣による自律神経の乱れも食行動の異常につながりやすく、いずれも不安定さを乗り越えようとする身体の働きが原因になっています。
身体の自然な反応なので、食べ過ぎたことに落ち込む必要はありません。翌日の食事でバランスを取るなど、長いスパンで考えると気持ちが楽に持ちましょう。
ダイエットとの関係
無理な食事制限やダイエットをしている場合も、暴飲暴食の原因となってしまうことがあります。
必要な栄養素が不足し、飢餓状態に陥っていると身体は生きようとして、自分の意志とは関係なく食べ物をとり入れようとします。
ダイエットのリバウンドはこうして起こり、やせ願望が強い場合は摂食障害につながることもあるので注意しましょう。
暴飲暴食を心理的にリセットしやめる方法
暴飲暴食の根本的な原因が心にあるのはお分かり頂けたと思います。
それでは、次にどのようにしたらその心の状態をリセットし、暴飲暴食をやめることができるのかについて挙げていきましょう。
記録する
ストレスの傾向をはじめ、生活習慣の見直しや感情と向き合うために、記録することがおすすめです。
あとで振り返って読んだ時に、意外な自分に気が付くこともあるでしょう。
内面的なことは自分にしかわからないことなので、普段思っていることを言葉にしていく力を付けることで、ちょっとしたストレスは受け流せるようになるかもしれません。
運動
ストレスを受けることにより減ってしまった精神を安定させる脳内ホルモン「セロトニン」は、有酸素運動などにより活性化させることができます。
暴飲暴食してしまうような時は、いろいろなことがちょっと億劫になっている場合もあるかもしれませんが、近所を散歩するなどちょっと体を動かすことから始めてみましょう。
入浴
乱れた心身の回復に、ぬるめのお風呂にゆっくり入ることもいいでしょう。
身体をあたためることが暴飲暴食によって、弱った胃腸の回復を助けてくれます。1日の疲れを癒しきちんと労ってあげることが大切です。
動物や植物と触れ合う
ペットセラピーやフィトセラピーという言葉をご存じですか?
動物や植物に触れ合うことは、心の癒しや生活の向上に効果があることが分かっています。大げさでなくても普段のスーパーの買い物で花を一輪買って活けたり、自然の多い公園を散歩したり、やわらかい手触りのものを身に着けるだけでも随分と気持ちが落ち着きますよ。
自分に合う方法で取り入れてみましょう。
食事
暴飲暴食をしてしまう時は、食事も完璧を求めず自分のペースを取り戻すことが大切です。
食事は栄養を補給するのはもちろんですが、心の栄養にもかかせないもの。家族や友人や気の置けない仕事仲間などと食事をする機会を増やすのもいいですね。
食べることを楽しもうとする余裕が出てくれば、自然と暴飲暴食も止まっているはずです。
睡眠
寝不足が続くと、味の濃いジャンクフードや甘いものが食べたくなることは医学的にも証明されています。
筆者も多忙の疲れからくる異常な食欲に悩んだことがありましたが、良く眠るようにしたらそれだけで暴飲暴食から抜け出せたことがあります。睡眠、食事、運動は自分に合ったバランスを見つけ、マイペースに続けることが大切かもしれませんね。
【参考】ストレスと腹痛・下痢、発疹等の症状や病気との関係とは
まとめ
暴飲暴食の一番の原因はストレスです。
一つの身体的なストレス反応として、暴飲暴食が引き起こされるのです。
つまり、あなたの身体的ストレス反応が暴飲暴食なのですから、これは仕方がないことです。
暴飲暴食をしなければ、別のところにストレス反応が出るだけで、解決にはなりませんからね。
ですから、暴飲暴食が止まらないという事実ばかりを気にするのではなく、ストレスが最大の問題であると考えてください。
そのストレスをどのように解消するか、そして溜めないようにするかがやめるための最大の鍵なのです。
とは言えども、現代社会においてストレスを感じずに生活するのは難しいことでしょう。
株式会社マクロミルで20~59歳までの働く男女1,000人を対象にしたストレス実態調査を実施したところ、なんと男女86%の人がストレスを感じていると回答しています。( 2015年11月27日付け資料参照)
なので決して無理はせず、今よりも状況を改善していく気持ちで取組んでください。
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