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共同注意はいつから?意味や具体例、言語発達との関係とは

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赤ちゃんや幼児期の頃の心の発達について調べているときに「共同注意」というキーワードを見たことがある人は多いと思います。

この共同注意とはいったいどんなことを意味しているのでしょうか。

また、共同注意はなぜ注目されるのでしょうか。ここでは、共同注意の意味や具体例、心理発達における意義などをまとめました。

 

共同注意とは

共同注意とは、英語でJoint attentionと言います。

共同注視とも言われ、他者と関心を共有する事物へ、注意を向けるように行動を調整する能力のことを意味します。

例えば、赤ちゃんは、生後 11ヶ月~ 14ヶ月頃までには、母親や周囲の他者の視線の先の対象を目で後追いし、自分も同様に相手が注目した方向に注意を向けるようになります。

これは視覚的共同注意と呼ばれる現象です。

共同注意によって、赤ちゃんは「自分と他者」「自分と(玩具などの)物」という二項関係のやり取りから、「自分と物と他者」という三項関係のやり取りを成立させていきます。

逆を言えば、共同注意がうまくできないと、二者の関係から三者への関係へ精神発達していく過程に何らかの問題が起きる可能性が出てきます。

それだけ共同注意というのは、子供の社会的・認知的発達が順調にいくかどうかの指標になる能力として注目され、現在も研究が進められています。

 

共同注意はいつから?関連する赤ちゃんの行動例

乳幼児の共同注意が健全に発達しているかどうかを見極めるには、いくつかの行動を手掛かりにするとよいでしょう。

例えば、「手渡し」は共同注意の一種です。赤ちゃんが何か玩具などのものを拾って母親に渡そうとする行為は、その物を他者と共有するという現象です。大事な共同注意の現れと言えます。生後12ヶ月頃から見られる行為です。

また、「指さし」も重要な共同注意に関連する行動です。何か物を指さして、それを母親など第三者と共有しようとする行為は、分かりやすい共同注意の能力の現れです。平均的に生後14ヶ月頃から出現します。

物と相手の顔を交互に見るという「交互注視」が見られるのも、共同注意のサインとなります。母親が見ている目線の先の物と、母親の表情を交互に観察することで、母親の意図を理解しようと学習していきます。

1歳を過ぎると立って歩けるようになる子が増えることで、共同注意関連の行動は幅が広がります。相手を叩いて反応を伺ったり、転んだ子供をみて自分も辛い気持ちになったりするなど、他者の意図を理解しようという言動が増えます。これらもりっぱな共同注意と関連する行動です。

 

言語発達に欠かせない共同注意

共同注意は、母親が主導で行われる「受容的共同注意」と、子供手動で行われる「協応的共同注意」の2つに分類することができます。「受容的共同注意」とは、母親の方からおもちゃや絵本を出して、「ほら、これが〇〇よ~」といった声掛けを子供に投げかける行為を意味します。空を指さして「お月様が出ているね」などと言うのも、立派な受容的共同注意です。

一方、「協応的共同注意」は、子供の指さしや導きに親が気づき、「〇〇があったね」「〇〇が好きなのね」といった声掛けを行っていく行為を意味します。子供が持ってきておもちゃを「〇〇色をしているね」「丸い形だね」などと説明する声掛けもこれに当てはまります。

どちらの共同注意の行動も、子供の言語発達にポジティブな影響を及ぼすと言われ、研究が進んでいます。特に、共同注意を意識しながらおもちゃ遊びや絵本遊びをすることは、子供の言語、情緒などありとあらゆる面での発達にプラスの影響を及ぼします。

 

発達障害との関連性

発達障害、特に自閉症児は乳幼児期から共同注意の発達に問題が表れやすいことが分かっています。生後半年、1年が経っても、共同注意の指標となるような行動が赤ちゃんに見られない場合は、早期に相談することが望まれます。

現在では、自閉症児に向けて言語発達を促進するために共同注意に着目してサポートを行っていく方法が多く見られるようになってきました。共同注意が弱いなと感じることがあれば、絵本を利用したり、遊びを利用したりしながら、子供と共同注意を育てる関りを増やしていくことが有効です。

特に、母親の視線の先を追うのが苦手だなと感じる子供の場合は、まずは本人が興味関心を持っている物事に寄り添い、協応的共同注意を使って、母親が積極的に言葉で表現しながら物事を共有していく必要があります。

自閉症児のサポートに関わる特別支援の教育現場でも同様に、その子供の共同注意のあり方に着目した支援の仕方が有効になります。

他者の意図を理解するのが難しい子供であっても、共同注意を活かす経験を繰り返し積み重ねることで、少しずつ言語発達や社会性が身に付いていきます。

子供が興味を持っていることに寄り添う協応的共同注意が成り立つ場面をたくさん作る関りや、どうやったらこちらの注目している物事に注意を向けてくれるのかを工夫し、受容的共同注意の関りを増やすこと。このような機会が子供の発達を着実に促進していくでしょう。

ちなみに、発達障害の子供は逆に特別な才能を持っていることが多いので、そこさえ乗り切れば後は深刻に考える必要はないと思います。

 


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