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暗記を効率良くする方法とは―深いコツと仮眠が鍵

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入試制度に改革が重ねられ、応用力や実践力が重視されるようになったとはいえ、まだまだ日本の教育は暗記至上主義です。

中学受験の問題もいくつかの資料を提示されてそこから読み取れることや、読み取ったことに対する自分なりの考えなどを論じる問題が出され、単に覚えた内容を解答欄に書き写すだけで対応できるものばかりではなくなりました。

それらは「暗記ではなく応用、実践せよ」ではなく「暗記してなおかつ応用、実践せよ」というものです。
そのため低学年のうちに暗記の段階を終わらせてしまって、受験学年になったら応用、実践のスキルを磨く、という勉強が主流です。

その場での頭の回転、多角的な視点などを測るといってもそれは知識ありきのこと。

現状、暗記から逃れて勉強することはかなわないようです。

応用力、実践力の礎となる知識を効率よく身に着けるための効率的な方法はないものでしょうか。

今回は人間の脳の癖から、暗記について取り上げていきたいと思います。

 

様々な形で情報をキャッチしよう

人間には五感という5つの情報センサーがあります。

このうち、出来るだけたくさんのセンサーを働かせて1つの情報をいろいろな形でキャッチするようにしましょう。

テキストを読むだけなら視覚でしかキャッチできない情報も、ノートに書き写せば触覚として覚え、さらに音読をすれば聴覚にも働きます。

子どもは体を動かすのも好きですから、運動と暗記を組み合わせると言う方法もあります。

私が塾で教えていた生徒はバスケットボール部に所属していましたが、その部員全員がなぜか社会科の成績が良く、どういうことかと生徒に聞いてみたことがあります。

「部活の顧問が社会の先生。ランニングの掛け声を、歴史の将軍の名前や戦乱の名前にして走らせるから覚えた」とのこと。

生徒たちも面白がって、テスト前になると自分たちで掛け声を考えることもあるということで、顧問の先生のユニークさはもとより、体と頭の連携ぶりに舌を巻きました。

机にかじりつくのが理想的な勉強と言われますが、そればかりでは情報の形が限られてしまいます。
1つの情報をいろいろな形で受け取ることが、効率の良い暗記につながると言えます。

 

情報の順番にも気を付けてみよう

情報の羅列を見たとき、覚えやすい場所と覚えにくい場所がありませんか。

英単語帳で暗記をした経験のある人も多いともいますが、なぜか単語帳の最初の方ばかり覚えていたり、逆に最後の方だけ覚えていたりします。

これは物事を覚える際の脳の癖で、情報の羅列の最初の方を覚えやすいことを「初頭効果」、最後の方を覚えやすいことを「親近効果」と言います。

言い換えれば真ん中あたりの情報が抜け落ちやすいという事です。

真面目な人は最初から最後まで何度も何度も繰り返し書いたり読んだりして暗記しますが、これでは少し効率が悪いのです。

やるべきなのは、覚える作業をするたびに情報の羅列をランダムに変えること。

単語帳であれば、覚えるたびにトランプを切るようにしてカードの順番を変えてしまうのです。

最初にABCDEという順番で情報並べると、初頭効果と近親効果によりAとEだけが強く記憶に残ることになります。

とりあえずこの時点でAとEの暗記は完了しています。

そのため次は、残ったBCDを最初や最後に持ってきて、BCAEDと言った順番にします。

すると再び初頭効果と近親効果によってBとDの暗記をすることが出来ます。

これを何度か繰り返すことで、ABCDEという並びのまま暗記作業をするよりも、少ない手数で覚えることが出来るのです。

 

多様な勉強を認める環境の必要性

勉強=机に向かうこと。

その固定観念は強く、机に向かわない子どもは劣等生とばかりに肩身の狭い思いをさせてしまいます。

机に向かわなければならない、窮屈な椅子に押し込められて我慢しなければならない、と思うから余計に勉強が嫌いになってしまいます。

でも「あなたが一番やりやすい方法で暗記しよう」と言われたらどうでしょう。

表にまとめる、ひたすら書く、音読する、替え歌にしてみる、語呂合わせを考える、縄跳びしながら声に出すなんていうのもあるかもしれません。

自分で発見した勉強方法は一生使える財産になります。

「これが僕のやり方だ」と言えるものを探す手助けをするのが大人の役目です。

 

仮眠の重要性

ただし、記憶というのは深さがあったりします。

それは短期記憶と長期記憶です。

これらは言葉通り、それぞれ短期限定の記憶と長期間持続する記憶です。

直前に詰め込もうとするのは、基本的に短期限定の記憶をすることが目的になりますが、実は短期記憶というのはなかなか量を覚えることができないのです。

例えると、短期記憶は情報を一時的にストックするイメージです。

ストックするわけですから、たとえば単語50くらい覚えるとそれ以上は覚えられなくなったりします。

つまり、短期限定の記憶を目的に情報を一気に詰め込もうとしても限界があるのです。

ここで重要な意味を持ってくるのが、睡眠です。

人間の脳は睡眠中に情報の整理をするので、直前に学んだ情報は睡眠を取ることによって長期記憶になるのです。

長期記憶というのは、より意識の深いところで記憶された状態ですから記憶が数日、数週間、あるいは1年以上も続いたりします。

そして同時に、一時保管用のストックから深い意識に落とし込まれるわけなので、ストックが空くことになります。

こうなるとストックにまた詰め込むことができるのです。

この睡眠による情報の整理というのは数分でも効果があるので、仮眠程度の睡眠時間でも良いです。

ただしこの辺は自分の感覚にもなってくるので、仮眠を取って目覚めたときに頭がすっきりしているかどうかに意識してください。

情報の整理ができていれば、記憶が捗るようになっているはずです。

ですから、「眠いな」と思ったときに我慢するのは学ぶ上であまり良くないことだったりするのです。

ただし授業中に寝るのは基本的に許してもらえないので、何とか我慢して休み時間に寝るようにしましょう(笑)

 

最後に

如何でしたでしょうか。

記憶のコツは無数にありますが、いずれにしても覚えたい情報と自分の意識を結び付けようとする深い意識が根本的に大切になります。

深い意識というのは、言葉というよりもどちらかというと「イメージ」です。

たとえば丸暗記というのは短期記憶には適していますが、長期記憶には全く適しておらず睡眠を取った際に脳に必要のない情報だと判断されて弾かれてしまう(消される)率が高くなります。

脳に必要だと思わせるためには「印象に残す」というのが必須で、その一つの素晴らしい方法がイメージなのです。

ですからイメージは短期記憶もとい長期記憶の強化と、自分に合っている記憶方法の察しに繋がります。

 

ただ、冒頭でも触れたように暗記は知能の土台でしかありません。

確かに暗記至上主義の日本の教育ではありますが、暗記はただの通過点に過ぎないのです。

「学び方を発見する」という本来の目的のために、広い視野を持った大人のもとで勉強をする子どもが増えることを願います。


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